恒例のエンジン・レーシング・レッスンが、今年もスタートしました。
筑波のドライビング・レッスンとの違いは、こちらは現役のレーシング・ドライバーから、本格的なサーキット走行に向けた、より実践的な限界付近でのクルマのコントロールを、同乗、逆同乗もありで学ぼうというものです。
今回の講師は澤圭太、山田遼の両選手。会場はスピンしても安全な、富士スピードウェイの大駐場に設えたパイロン・コースで、いつものようにウェット路面を作るための散水車も用意していたのですが、この日は出番なし。なぜなら、朝一番は強めの雨、それが徐々に止んでいって、午後の最後はほぼドライという、路面状況に応じたコントロールを学ぶのには絶好のコンディションになったからです。
少人数で学ぶこのプログラムの参加者は、とにかく熱心な人が多い。そのみなさんの声を少し紹介しましょう。
「ウェット路面でのクルマの限界領域を知ることができ、大変有意義でした。雨天走行時の参考にします」(ルノー・メガーヌR.S.ウルティムで参加のGYさん)
「横滑りを体験できて良かったです。普段体験できないことが体験できました」(GR86のNKさん)
「曲らないと思っていたクルマが曲がった!」(1973年式ポルシェ911SCRのTTさん)
「現役レーシング・ドライバー様の同乗、特に逆同乗は大変良かったです」(ポルシェ718ケイマンのKMさん)
「えっ、そこから入るの? というライン取りが印象に残りました」(日産フーガのYMさん)
などなど。
クルマはガレージに入れて眺めているだけでも心弾むものですが、やはり一番の楽しみは走ることだし、運転が上手くなればなるほど、その楽しみは何倍にも膨らむものだと思います。みなさんのご参加をお待ちしています。