7月の富士ショート・コースに続き、12月1日は鈴鹿南コースでの開催となった、アルピーヌA110の走りを思う存分サーキットで楽しむスペシャル・レッスン。今回もアルピーヌに絶大な関心を寄せる31名のみなさんが参加してくれました。
文=村上 政(本誌) 写真=神村 聖
7月7日の富士スピードウェイ、ショート・コースが素晴しい天気に恵まれたのと同じように、12月1日の鈴鹿サーキット南コースも晴れ。ちょっと寒い日ではあったけれど、早朝から熱いハートのクルマ好きがフェラーリ・テスタロッサ、ポルシェ911からキャデラックCTSまで、様々な愛車に乗って集合してくれました。この日のレッスンは、午前中がENGINE枠で基本的にアルピーヌ以外のオーナー(ただし、お一人だけアルピーヌA110の限定車、ツール・ド・コルス75でお見えになられた方がいましたが)。午後がアルピーヌ枠で全員アルピーヌ・オーナーという構成で、いずれもまずは愛車を運転してトム吉田校長のドライビング・レッスンを受けた後、愛車によるフリー走行、そして最後に最新モデルのアルピーヌA110GTとSの走りを体験できるというプログラムになっていました。
で、体験してどうだったか。みなさんの声をアンケートからできる限りたくさんご紹介したいと思います。
まずは、午前組から。
「新しいクルマに乗る機会が余りないのですが、A110はとても軽く、素直で、軽快で、どこかのクルマの宣伝文句じゃありませんが、“ちょうどいい大きさ”でした。そして十分に速い。ブレーキを目一杯かけても姿勢が乱れることもなく、安定しています。そしてエレガントな佇まい。とても素敵なクルマでした。悪いところは(2シーターのスポーツカーを好ましいと思う人にとっては)どこもないのではないでしょうか。シートもとても気持ち良く包んでくれていました。長距離でも疲れないと思います」(フェラーリ・テスタロッサに乗るIさん)
「もともとA110は興味があり何度も購入を検討していました(結局、S660やGRスープラを購入したのですが……)。初めてのA110はとても軽やかでとても素直なクルマでした。それでいて過激なバブリングを奏でて“やる気”にさせるクルマでした。やっと自分の財力がついた今、A110Rは是非検討したいです!(おそらく買う……) その時にはRでもまた鈴鹿を走ってみたいです」(ポルシェ911GTSに乗るMさん) 「自分の運転がうまくなっちゃった気がしました。軽かった。SもGTも乗り心地が予想よりよかったです」(キャデラックCTSに乗るMさん)
続いて、オーナーの意見は?
「普段乗りに使用していて、ポテンシャルを試す機会がなく、今回、サーキット走行をさせていただき、A110の楽しさは思い切り走ることにあると実感しました。非常に楽しいクルマです。長く乗り続けたいです」(ピュアに乗るTさん)
「サーキットではSの方がロールも少なく良いと思いますが、一般道ではGTの足まわりのしなやかさが良いなと思いました」(Sアセッションのオレンジに乗るMさん)
「購入してから1年と少しですが、A110を街中で見かけたことが一度もありません。同じクルマが15台もそろって走行できる機会を提供していただき、ありがとうございました」(リネージに乗るKさん)
楽しんでいただけて何よりです!